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#オリジナル小説 #ファンタジー #和風 風渡り02

mugi

あっさりと偵察の許可をした若君は梅を呼び、風渡りに滞在場所を提供するように伝えた。だがこの小さな里で民宿は無く、里の中で一番大きなこの長の家に滞在させてもらうことになった。風渡りは客間へと通された。6畳程で広い部屋ではなかったが畳のい草の香りが心を和ませたし、日当たりもよくぽかぽかと温かい。何時誰が来てもいいように掃除は丁寧に行き届いていた。
「部屋の隣は私と柚子の部屋になってます。用立てがあったら声かけてください」
「ありがとう、私はもう少し外を見て回りたいと思います。荷物をここに置いておいてもかまわないでしょうか」
「はい、もちろんです」
梅はにこりと笑った。

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Posted bymugi

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