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#オリジナル小説 #SS 狭き門

mugi

メェメェメェ、憐れな子羊たちが鳴いている
「どうか罪をお許しください、お許しください」
メェメェメェ、憐れな子羊たちが泣いている
「どうか罪をお許しください、お許しください」

んーんーんーそれにはノーとしか僕はお答えすることができないのです。君達は知らないのかい?知らないんだろうねぇ、許しを請えば許してもらえるだなんて思っている憐れな子羊たちだから。明日焼かれてしまう野の花がどうして許されるか知っている?彼女はとても純粋だからさ。そう神様は純粋なものが大好きなのさ!どうして罪のない子供がこんな仕打ちにあうのです?って鳴いている子羊よ、答えは単純明快。子供という生き物が純粋だからさ!純粋で綺麗なものは綺麗なまま神様が欲しがるのさ。大人になったら汚くなっちゃうだろ?そんなものはいらないのさ。え?でも許されたいだって?あぁ子羊よ、子羊たちよ。大丈夫大丈夫、神様は潔癖で綺麗なものしか天国には招いてくれないけど、もう一度生まれ直してこればいいんだよ。さすれば神様だって許してくれるはずだ、綺麗になってやり直して、綺麗なまま死んだら許してくれるのさ。だから君達は、もう一度この世という地獄をやりなおしてください。それではまたここでおあいしましょう!!願わくば今度は君達が許しを請うほどの罪を背負ってない、綺麗な人間であることを望むよ、では、また来世っ!!

そういうと天国の門番はわたしたち羊に銃口を向けてためらうことなく指にかけた。
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Posted bymugi

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